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うんちく

081201.jpg日曜日、久々に生で競馬中継を見た。メインレースはジャパンカップ。海外の有力馬を招き、日本のトップホースが迎え撃つレースなのだが、今年は3世代の日本ダービー馬がそろうなど、なかなかのメンバー構成となった。レースは伏兵のスクリーンヒーローが勝ち、1番人気のディープスカイが2着、2番人気のウォッカが3着となった。

いつも思うのだが、競馬実況をするアナウンサーの話術というのは本当に素晴らしい(というか恐れ入る)。競馬では、最後の直線で各馬がしのぎを削り合い、めまぐるしく状況が入れ替わるのだが、そんな状況を実に的確に表現する。そして時には、気の利いた言葉で筋書きのないドラマを演出する。今日も、スクリーンヒーローがトップでゴールした瞬間、馬名に掛けて「緑のターフが銀幕に変わりました」との実況があったが、まさかこの馬が勝つとは誰もが思っていない中、よくぞそんなアドリブが出てくるものだと、感心しまくってしまった。

文章を書く能力というのは、後天的な努力ではカバーできない才能やセンスというのが少なからずあるが、アナウンサーの表現力は、それ以上に天賦の才に負うところが大きいのだろうなと思った。スポーツ中継は、プレーする選手も真剣勝負なら、実況するアナウンサーもやり直しの利かない一回勝負。だからこそ、観るものを引きつけるのだろう。

081121.jpg朝晩の冷え込みが厳しくなり、いよいよ本格的な冬の到来を感じさせる今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。皆さんよくご存知(?)のように、私は自称「日本一の寒がり」で、気温が1度低くなるにつれ、テンションも1度ずつ下がるといいますか、とにかくこの時期は日々右肩下がりの毎日を送っております。

不思議なもので、私が「寒い」と感じても、他の人は「ちょうどよい」とか「暑い」とか感じていることがあります。体感温度の違いというのは、なぜにこんなに激しいものなのでしょうか。皆が私と同じような寒がりなら、きっと日本はどこの建物に行っても暖かいし、夏は冷房の利きすぎに悩まされることもないのになぁ・・・なんて、思ったりします。

ところで、うちの事務所には全部で8人のメンバーがいますが、寒がりランキングをつけると、ざっと以下のような感じではないかと思っております。カッコ内は、普通の人より何度高く(あるいは低く)感じているかという私の独断と偏見です。(笑)

林(+4度)
小林(+3度)
本間(+2度)
景山・前田(+1度)
澤田(-1度)
堀野(-4度)
佐藤(-7度)

すなわち、私(佐藤)と、林さんの間には実に11度もの体感温度の開きがあるという計算になります。かくして、例えば室温で林さんが「暑い!暑い!」とTシャツ一つで居る中、私はブルブルと震えながらフリースを着たりしているという、摩訶不思議な状況が生まれるわけです。

※写真は、私の背後に常備しているフリース。随分と助かっています。ユニクロ万歳。

081120.jpg今週はイベントだの撮影だので大忙し。今日は日本漢字能力検定協会(通称:漢検)の方々と共に、出張で浜松に行ってきた。浜松は、うちのスタッフ澤田の出身地でもあるのだが、私自身が訪問するのはこれが2回目。1回目は確か7年ほど前で、「教育新聞」の取材で市教委と市内の学校を回ったと記憶している。

前回訪問時は、駅を降りてすぐにタクシーに乗ったので気付かなかったが、今回駅付近を歩いてとてつもない巨大ビルがあるのに驚かされた。「アクトシティ浜松」という複合施設らしく、ホテルやら店舗やらコンサートホールやら博物館やら色んなものが入っているらしい。屋上にはヘリポートも見える。

それにしても、東京で見る高層タワーとは何か佇まいが違っているような・・・と思い、ふと気付いたのが、ビルの向こう側が青空であるということ。東京の場合、ほとんどのビルは同様の高層建築に囲まれているため、「ビルの背景が青空」ということがほとんどない。どこか私の故郷・滋賀の大津プリンスホテルに相通ずるものがあるような・・・。

081031.jpg今日は、ある映像プロジェクトの打合せで夕方から新橋へ。その流れで、出版社の方々と一杯飲んで行くことになった。ご一緒した三人のうちお二人とは、お酒を共に飲むのは初めてだったが、そうとは思えないほど話は盛り上がり、とても楽しい時間を過ごさせていただいた。

そのまま2次会に行くと、そこには通好みな日本酒の数々がメニューに名を連ねていた。早速頼んだのは、私が以前こよなく愛した山形の名酒「十四代」。口にするのは約3年ぶりだったが、口当たりの良さにぐいぐいと飲んでしまった。

次に何を頼もうか・・・と思って、目に入ったのが「手取川」。こちらは石川の酒だが、なぜかメニューには「手取川(新潟)」とある。えっ?そんなはずは・・・と思い、勢いで店員さんに「これ石川のお酒ですよね」と言ってしまった。すると店員さんは、「調べて参ります」と奥へ消えていった。

しばらくして店員さんが戻ってきた。「申し訳ございません。お客様の仰る通りでした。修正しておきます。」とのこと。周囲には「凄いね」と褒められたが、ちょっと言い方がクレーマーみたいだったなと反省。

ちなみに、石川県には実際に「手取川」という比較的大きな河川があり、白山から流れ出ている。これを知っていれば「手取川=石川」と結びつく。結構気付く人はいると思うのだが、まだメニューに載って間もなかったのだろうか。

081028.jpg最近、うちの会社に32年前のメールが届く。送信日時は1976年8月20日頃。中身はすべて英文なので何を書いているかはよく分からない。もちろん、コンピュータで意図的に日付を変えて、目立たせる意図的なスパムメールに他ならないのだが、もし本当だったらと思うと、ちょっとSFチックで面白い。

1976年はどんな年だったかと言えば、かの「ロッキード事件」が起き、田中角栄が逮捕された年というのが一番分かりやすいであろう。中国では毛沢東が死去し、インスブルックとモントリオールで五輪が開催され、米国ではアップルコンピュータが設立された年でもある。日本ではビクターがVHSを開発し、新幹線に初の禁煙車が登場した年でもある。

そんな時代からのメール・・・例えば、長島茂雄やキャンディーズのブロマイドとか、「およげたいやきくん」のレコードとか、「キャンディキャンディ」のコミックとかのDMで、タイトルに「記憶にございません」とか書いてあったら、なかなか機転が利いたスパムだなと思う。もとより、英文メールなのでそんな可能性は皆無なのだろうが・・・。

※石屋製菓が「白い恋人」を発売したのもこの年だったようです。

081024.jpgここ2年ほど、仕事の関係で「基礎学力」について考えることが多い。すなわち社会に出ていっぱしに食っていけるようになるにはどんな基礎が必要で、その習得にはどうすればよいかといったことである。考え方は人それぞれだが、多くの人たちが「コミュニケーション力」と答え、そのためには「言語力」が不可欠で、「読書」が大切であると指摘する。

私も読書がもたらす種々の効果については、まったくもって否定しないが、一方で「読書」を強制する社会的風潮には、少々賛成しかねるところがある。誤解を恐れずに言えば、「読書は大切」「本を読みなさい」という社会全体の空気感が、一部の子どもに読書への強迫観念を植え付け、「読書嫌い」を生んでいるのではないかと思うのである。フランスの作家・ダニエルペナックが同様のことを述べているが「我々はもっと自由に読書する権利がある」という考えには、私も共感するところが多い。

大切なのは、読書を強制せず、子どもたちが自然に本を手に取ろうとする雰囲気・環境を作り出すことではないだろうか。個人的経験で言えば、読書感想文などで「読まされた本」よりも、自分で興味をもって自主的に読み始めた本の方が、ずっと印象深く、自分のためになったと思う。

大人たちが「読書は大切」と言わなくなった途端、実は子どもたちが一斉に本を読み始めたりするのでは・・・なんて思ったりするのは私だけだろうか。