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2007年11月30日

071130.jpg日本でオリンピックが開かれたのは過去3回。1964年の東京五輪、1972年の札幌五輪、1998年の長野五輪であるが、東京・札幌の2大会は私が生まれる前の大会なので、リアルタイムで見たのは98年冬季の長野五輪のみとなる。すなわち、日本で開催された夏季五輪というものを見たことがない。

私が生まれる8年前に掲載された東京五輪は、まさに国を挙げての大事業だったようで、新幹線やモノレール、首都高などの整備なども、この大会を目標として進められたという。当時日本は、高度経済成長の真っ只中。今の団塊の世代よりも上の人たちにとって、東京五輪は「右肩上がり」な時代のシンボルとして、記憶に刻み込まれているに違いない。見方を変えれば、日本の経済成長あっての五輪であり、五輪あっての経済成長だったとも言える。

それから約40年の歳月が経ち、再び東京で五輪を開く計画が進んでいる。だが、時代が「右肩上がり」から「持続可能」を求めるようになった今、果たして本当に東京で五輪を開催する意義や必要性を見出せるのかどうか、微妙なところであろう。

とは言え、世界のトップアスリートたちによる競演を日本という地において「見たいか、見たくないか」と問われれば、間違いなく「見たい」。そんな自己矛盾に日々悩んでいるが、内情に詳しい人の話では「東京は3番手評価。厳しい」とのこと。東京での五輪を望むより、「海外まで出掛けて生で見る」を実現させる方がいいのかもしれない。

2007年11月28日

071128.jpg今年も残すところ、あと1ヶ月となった。年の始めに、今年は少し余裕をもった生活をし、プライベートも充実させるなんて書いたのが恥ずかしくなるほど、思い返せば仕事漬けの毎日。せめて最後の1ヵ月くらいはゆっくりしたい…と思ってはいるものの、そうは問屋が卸してはくれなさそうだ。

そんな話をすると「忙しいのは良いこと」「毎日が充実していていいね」などと言われるが、個人的にはあまりそう感じていない。もちろん、仕事があるのは有難いことだし、密度の濃い日々はそれなりに自分の成長につながっていると思う。だが、人間は仕事と余暇のバランスが大切で、仕事オンリーの暮らしを続けると、発想的な柔軟性を失い、面白い会話ができなくなり、人間としての魅力までもが低下してしまうように思う。

よく遊ぶ人がよく働く人をみて焦りに近いものを感じることがあるというが、私の場合はまったくの逆。人が旅行に行ったり、映画やお芝居を見たりした話を聞くと、自分だけが取り残されているかのような気がして焦ってしまう。今年はもうだめだと思うが、来年こそはそんな焦りを感じない年にしたい。

2007年11月27日

071127.jpg先日の話だが、藤沢駅からタクシーに乗って、ある企業のセミナーセンターに行ってきた。タクシーに乗ったのは正味3~4分程度。歩いても10分ほどで行ける所なのだが、自称「日本一寒がり」な私の身体はその道程を歩くのを拒み、足は自然とタクシーに向いていた。現地に着いてさあ支払いと思ったところで“事件”は起きた。

なんとタクシーのレシートが出ないのである。どうやら機械の調子が悪いらしく、運転手が何度ボタンを押してもうんともすんとも言わない。ふと時計を見たら、時間はまだ約束の時間の15分前。幸いにしてまだ時間はある。いや、むしろ時間が余りすぎていて、このままでは寒空の下で10分以上も時間を潰さねばならない。

「どうも故障して、ダメみたいなんですよね…。」運転手は、私が「もういいですよ」と言ってくれるのを待っているかの様子でいる。だが、当の私はというと、レシートのことより「もう少し暖かいタクシーの中にいたい」との思いで一杯である。意地悪にも「急ぎませんので、ゆっくりやってください」と返答し、ドカリと居すわりを決めてしまった。

その後約10分間、運転手は機械と格闘し続けたが、ついにレシートは出てこず…。晴れて待ち合わせ時間となり、私は「もういいですよ」と言って、タクシーを降りた。今にして思えば、なんと可愛そうな運転手…。ちょっと意地悪だったかなと反省してしまった。

(写真は、今日になって送付されてきたレシート。名刺を渡しておいたからなのですが、律儀に送ってくるあたり、申し訳ない気持ちで一杯になります…)

2007年11月26日

071126.jpgコンテクスト史上稀にみる(?)6日連続7回のロケが無事に終了しました。一番の懸案事項だった23・24日の屋外ロケも、文句なしの晴天に恵まれ、大きなトラブルなどもなく、撮影は至極順調に進みました。キャストとした参加くださった方々をはじめとする皆さんに、心より御礼申し上げます。

今回、20・21日のロケはうちの澤田に、そして23・24日のロケは本間氏にほぼお任せでして、私自身はカメラを回すことなく、現場の全体的な監督とスチールのカメラマンに徹しました。20・21日は自転車教室のロケだったのですが、今回初めて、うちの澤田が撮影の準備から当日の進行管理に至るまで、一切をディレクターとして仕切りました。本間氏の助けもありましたが、周囲に的確に指示を出すなど、上々のディレクターデビューだったのではないかと思います。スタッフバカと言われそうですが、今後が楽しみです。

それにしても、ロケが夕方に終わってから事務所に戻って原稿を書いたりゲラを読んだりして終電帰りという毎日が続き、さすがに後半はバテ気味でした。とは言え、今年も残すところあと約1ヵ月。自らに鞭を打ってラストスパートしたいと思います。

2007年11月22日

071122.jpgここ最近、テレビや新聞を見ると、常に誰かが頭を下げているように見える。それは政治家だったり、芸能人だったり、企業経営社だったりと様々である。記者会見で「申し訳ございませんでした」と頭を下げる様子を見ると、「謝罪」はこの国の一つの「礼儀」であり「作法」であり「文化」であり「けじめ」なのだなと思う。

しかしながら、最近は少々「謝罪」が安売りされているような気がしないでもない。例えば、子どもが学校管轄外で起こした事件に対して校長が頭を下げるのは、本来ならば筋が通らない話なのだが、それでも「ご迷惑をおかけしました」と頭を下げる学校管理職は少なからずいる。「謝罪」を求めようとする世間の冷たい空気が、いつしか人々に「とりあえず謝っておこう」という姿勢を生み出しているのかもしれない。

…なんて書きつつ、わが身を振り返ってみると、四六時中「すみません」「申し訳ありません」を繰り返しているような…。その裏側にも、やはり「とりあえず謝っておこう」という安易な姿勢があるのだろうか。「謝罪」は本当に悪いことをした時に言うべき言葉。あまりにインフレが進み、その価値も無くなってしまっては本末転倒であろう。

2007年11月21日

071121.jpg日々、仕事に忙殺され、仕事に頭を支配されてしまっているせいか、最近「嬉しいこと」も「悔しいこと」も「悲しいこと」も、すべて仕事オンリーになってしまっているように思う。言い換えれば、仕事以外で「嬉しかったこと」や「悲しかったこと」を思い出そうとしても思い出せないのである。それだけ自分の生活領域に、プライベートの占める割合が少なくなっているんであろう。よくよく考えてみると、このブログの「個人的な話」の記事数も、最近減少気味なような…。

そんな中、久々に仕事以外で「嬉しかったこと」の一つが、先日買ったジャンパーの“使い心地”と“あたたかさ”が抜群だったことだろうか。人様から見れば、「そんなこと、いったい何が嬉しい?」とバカにされそうだが、自称「日本一の寒がり」を公言してはばからない私からすれば、コートが“あたたかいこと”は、個人的に最重要課題の一つ。このコートを得た自分は今、ドラクエで最強の武器を装備した勇者のような、「何でもコイや~」みたいな気持ちになっている。

どうでもいい話だが、この場合の「あたたかい」は「暖かい」なんだろうか、それとも「温かい」なんだろうか。うーん、日本語って難しい…。