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ユニバーサルデザイン

070703.jpg業務用のハードディスクプレーヤーを購入したのだが、なんと異なる種類の二つのリモコンが同梱されている。最初は、一体何のことだかよく分からず、首をかしげていたのだが、どうやら推察がついた。一つは通常のリモコン、そしてもう一つは機械が苦手な人のための「簡易リモコン」なのであろう。

最近は家電が複雑化し、操作も難しくなってきている。そのため、お年寄りの中には使い方がよく分からず、誤った使い方をしたり、機能を十分に使いこなせていない人も多い。そんな問題を解消しようと、メーカー側もより使いやすいパネルやリモコン作りに力を注いでいるわけだが、リモコンに関してはあまりボタンを少なくすると、全機能をフル活用できないジレンマがある。

そこで考え出されたのが、第二のリモコンとして簡易なものを附属するというアイデア。確かにこれだけ簡易だと、お年寄りや機械音痴な人でも、十分に使いこなせるに違いない。これぞ「ユニバーサルデザイン」といったところか。

自分は機械に強い方だから通常リモコンで…と思っていたのだが、いざ使ってみると、思ったより複雑。というか、説明書を読んでも、何が何だかさっぱり分からない。気が付いたら、簡易リモコンを使っている私。昔より、機械音痴になってしまったのだろうか…。

comments

ユニバーサルデザインのアイデアはとてもよいことだと思いました。
ただ、どちらか一方は使われないであろう、というものがつくられているというのは、エコ的にはちょっと、かな?
使ってみて、どちらかにする、ということはあると思うのですが、買うときにどちらか選べると、無駄がなくていいのでは、と思いました。
それはそれで販売現場や生産計画でいろいろありそうですが…。

なるほど!エコという観点からすると、確かにリモコン二つはやりすぎかもしれませんね。「選べる」のは非常に良い仕組みだと重います。

最近は「選ぶのが面倒」という人が多いせいか、いろんなものをてんこ盛りで「オールインワン」にしてしまう傾向が強いようですね。パソコンなんか、その典型だと思います。

ユニバーサルデザインって難しいですよね。提供する側が「これはシニア用」みたいに決めつけると、「私はまだシニアじゃない」と嫌がられるようです(携帯電話の場合)。だから、使う側に選ばせるというのはとてもいいアイディアだと思います。普段づかいには簡単な方を使い、細かな設定の時は詳しい方を使うという使い分けでいいんじゃないでしょうか。

何でもそうですが、パンフレットでもいかにも「高齢者向け」につくると、見る側はたぶんいい気持ちはしないと思うんですけど・・・(とコンペ落選の言い訳をしてみる)。

kageyamaさん、コメントありがとうございます。「老人用です」と謳った商品は売れないというのは、この業界の鉄則らしいですね。団塊の世代の方々は特にそうした自尊心が強いらしく、今後この傾向はもっと強くなると予測されています。

ということで、パンフレットも今後は「若人向け」に作った方が、
かえって年配の人に受けるのでは…と思います。ということで、我々は決して間違っていません。(笑)