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今日はコスモスペースのプロデューサー・黒田さんと、フリーアナウンサーの小谷さんがご来社。その後、神楽坂のお店「霽月」へと繰り出し、閉店近くまで楽しい宴で盛り上がった。いわゆる和の居酒屋は久々だったが、「手取川」「神亀」などの美味しい日本酒が揃っており、少々深酒をしてしまった。
小谷さんとは初対面だったが、何と4年ほど前まではフジテレビ系列・石川テレビのアナウンサーをしていたとのこと。いわゆる局アナ。現在はフリーとなり、NHK教育テレビやフジテレビのお仕事をされているとのこと。その輝かしい履歴に思わずクラクラしてしまったが、それを感じさせない気さくな方で、飲み会でも楽しく話をさせていただいた。
最近、同じくらいの年齢の「プロフェッショナル」と会う機会が多いが、小谷さんもそんな同世代人の一人。その人がどのように生き、どのような道を辿って「今」があるのか、そんな話を聞くのは実に面白く、興味深い。それは自分という人間を振り返るための「手がかり」を得る作業でもある。
先週の土曜日、神楽坂で阿波踊り祭りをやっていたので見にいった。「神楽坂で阿波踊り?」と驚く方もいるかもしれないが、東京はあちらこちらの商店街で阿波踊りが行われている。代表的なのが高円寺で、昨年「50周年記念誌」の制作をお手伝いしたが、阿波踊りの日は街が全体が物凄い人で溢れかえり、身動きが取れなくなるほどの大盛況になるのだという。
実際に阿波踊りを生で見ると、その躍動感が身体の奥底まで伝わってくる。齢80近くと思われるお年寄りも、まだ10歳にも満たない幼子も、汗を滴らせながら一生懸命に踊っている。見ている側が心配になるほどその動きは激しい。皆、体力的は限界を超えているはずなのに、表情は喜びと楽しさに満ちている。人間というのは、こんなに生き生きとした顔になれるんだなと、感心してしまった。
ここ数年、自分はあんなに楽しそうな顔をしたことがあっただろうか。ふと、そんなことを思った。何もかもを忘れて夢中になり、その世界に没頭するひと時。そんな時間がなければ、人間はいずれ干からびてしまうように思う。「祭り」というのは、年に一度、自らの内側に溜まった「毒」を吐き出す儀式なのかもしれない。
『CUE』の表紙イラストを手がけてくださっているDenaliこと大野舞さんが、初の個展を開催されることとなりました。期間は8月21日から28日までの8日間。場所は、渋谷と代官山にほどちかいギャラリーです。彼女の描き下ろしのステキなイラストがたくさん見れると思いますので、皆さんぜひ足を運んでみてください。
Mai Ohno "DENALI" 1st Exhibition
"TADA-IMA"【タダ、イマ】
期間:2007年8月21日(火)から28日(火)
時間:午後1時から8時まで
場所:GALLELY“it's”
(東横線代官山駅から徒歩8分。JR渋谷駅から徒歩10分)
以下に、個展についての詳しい案内があります。
http://www.denali331.com/exhibition.html
彼女の描くイラストの素晴らしさについては、今さら私なんかが説明するのもおこがましいですが、見る者をその世界へと引き込む、強烈な引力を持っているように思います。今回は、そんなデナリさんの初個展。私も何とか時間を作ってお伺いしたいと思っています。私の知り合いの方々、特に『CUE』に携わっている方々やカレンダーをお持ちの方は、ぜひ彼女の作品を見に行ってみてください。
…と言いつつ、ちょっと案内が早かったかもしれないですね。
みなさん、8月下旬の予定表に「デナリ個展」と書き込んでおいてください。
私はよく、カロリーメイトで食事を済ませる。昨日も、昼食を取る時間がなかったことから、カロリーメイトを買って、物陰で胃に放り込むことにした。お気に入りは、最近発売された「ポテト味」。それを買おうと「キオスク」に行ってみたのだが、横に並ぶ四つの箱のどれが「ポテト味」なのか、さっぱり分からない。ぱっと見る限り、どこにも表示がないのである。
ふと、右から二番目の箱を持ち上げてみたら、箱の側面に「チーズ味」の表示があった。左隣の箱を持ち上げると「フルーツ味」。その左を取り上げると「チョコレート味」。そして一番右の箱も「チョコレート味」。結局「ポテト味」はなく、やむなく「チーズ味」を購入することにした。それにしても、箱を一つひとつ取り上げねば、何味かが分からないのは、不親切極まりない。
最近は、表示もユニバーサルデザイン化が進み、ぱっと見ただけでその商品が何なのか、分かるようになってきた。そうした配慮が当たり前になってきたせいか、不親切な表示があると、どうにも気になってしまう。昔は、おそらくこんな商品ばかりだったのだろうが…。
よく、クライアントの方から「制作費用の相場」について質問を受ける。「10ページくらいのサイトを作ったら、“普通は”いくらくらいなの?」といった具合にである。大よその標準価格を知りたい気持ちは分からなくないが、はっきり言ってしまえば、相場は「あってないようなもの」。いつも答えに窮してしまう。
例えば、10ページのサイトを作るにしても、大手のWeb制作会社に依頼するのと、駆け出しのフリーランスに頼むのとでは、雲泥の差がある。また、フリーランスの制作費用も、頼む人によって大きく差がある。10ページのサイトを10万円で受けてくれる人もいれば、20万でも受けない人だっている。さらに言えば、同じWebデザイナーに頼んでも、制作時期や制作期間、仕事の込み具合などによって、「受けてくれる金額」が変わってくるケースもある。あるいは、頼む人の「頼み方」や「人柄」、「仕事のしやすさ」などによって、変わってくる可能性だってあろう。
海外旅行のパック料金が、時期や渡航先によって異なってくるのと同様、制作費の相場を一概に示すことは難しい。逆に言えば、「どうしてもこの価格で」と言われた時、たとえ割に合わなくても、仕事が面白そうだったり、頼む人の気持ちや思いがこもっていたら、受けてくれるケースだってある。
もちろん、ある程度の常識的な価格は存在するだろうが、「相場」と呼べるほど市場化されていないのが、この業界。その意味でも、大切なのは制作費について「事前」にきちんと交渉することだと思う。りんご1つが100円でも100O円でも、買う人と売る人の間に合意があれば、何一つ問題はないのだから。
今から約2年ほど前だが、早稲田大学ラグビー部の監督・清宮氏(現サントリー監督)にインタビューする機会があった。その中、清宮氏がこう話していたのが非常に印象深かった。ラグビーというスポーツの独創性と自由度について聞いたときの回答である。「ラグビーは、決して自由なスポーツではありません。個人が自由にプレーできる場面は、1試合の中でせいぜい2~3回程度。決められたプレーをいかに正確にこなせるかどうかが問われるスポーツなんです」
手も使えれば足も使える。広いグラウンドを縦横無人に走りまわれる。一見、ラグビーは「自由」なスポーツに見える。だが「そうでない」と清宮氏は言う。大切なのは基礎・基本の積み重ね。身体を鍛え、正確にパスを回し、すばやく集まり、迅速に陣形を整える。こうした基本動作を的確にこなした方が、試合を支配する。だからこそ「日々のトレーニングと練習の積み重ね」が大切になってくるのだという。
ひょっとしたら、この言葉は「仕事」にもそのまま当てはまるのではないか。大切なのは、実は個性ではなく基礎・基本の積み重ねであり、例えば「約束の時間はきちんと守る」「大切な情報はメモを取る」「もらった手紙・メールにはすぐ返事を書く」「挨拶をする」といった当たり前の行動が正確・確実にできてこそ、初めて「個人技」が生きてくるのかもしれない。確かに、私自身に当てはめても「自由にプレーできる場面」は、年に1~2回程度のように思う。