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削減される技術科

080827_2.jpg昨日は、技術家庭科に関する取材で、東京都北区にある明桜中学校へ。全日本技術家庭科研究会の会長を務める岩附政美校長に、約1時間ほど話を伺いました。お話のメインは、「技術科の授業における安全確保」でしたが、他にもいくつか興味深い話の数々を聞くことができました。

技術科は学習指導要領が改訂されるたびに授業時数が削減されてきていて、現行指導要領では1~2年生が週2時間、3年生が週1時間しか行われていません。私が中学生の頃は週3時間はあったと記憶しているので、20年ほどの間に約半分に減ってしまった計算になります。その結果、大きな機械を使って材料を加工する時間が確保できなくなり、生徒たちはある程度加工された材料を渡されて、製作をするのだといいます。

その結果、全国各地の中学校には使わなくなった大型の機械類が大量に放置され、置き場所にも難儀しているのだとか・・・(写真)。何という宝の持ち腐れ!もし機械・工作に興味があり、「欲しい!」という人がいたら、近くの中学校に問い合わせてみるのも一手かもしれません。