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裁判員候補者名簿

081202.jpg先日、裁判員裁判の候補者名簿が発送されたが、届いた人の中に自身のブログで公開する人が相次いでいることが分かったという。中には実名で載せている人もいて、法律では候補者個人の情報を公にすることが禁じられていることから、裁判所側は対応に苦慮しているのだとか。何千分の一の確率で当たったとなれば、誰かに伝えたくなるというのが心情というもの。ある程度は想定できた現象に違いない。

それにしても、あらためて裁判員裁判という意義や仕組みが、世に浸透していないことが露呈されたと言えよう。消費税や介護保険など、ほぼすべての国民が関わる制度や仕組みが導入される際には多少の混乱がつきものだが、今回は特別な気がする。きっと「すべての人に関係がありますよ!」と国が言いつつ、受ける側は「まさか自分が・・・」と考えているところに、大きな落とし穴があるのだろう。

ふと思ったのだが、もし自分の所に通知が届いていたら・・・、あるいは私もつい嬉しくなってブログに書いてしまっていたかもしれない。もちろん、守秘義務があることは百も承知しているのだが、その事実とブログでの公表という事実が、どうにも結びつかないからだ。この辺が、法律の精神を人々に浸透させることの難しさなんだろう。守秘義務を破ることで起こる負の側面にリアリティが持てない限り、きっと今後も同様のケースが起こるに違いない。

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