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ワーカーホリック

080219.jpg私のことを「ワーカーホリック」だという人がいるが、その指摘はあながち誤っていないかもしれないと、最近思うようになった。何か仕事の打診を受けると、その商品をどのように構成すれば分かりやすくなるのか、あれこれと考える。原稿の場合は書き出しについて、単行本の場合は目次構成について、映像の場合は見せ方について、歩きながら、電車に乗りながら、風呂に入りながら、あるいは布団の中でと、場所と時間を問わず、絶えず考えている。

考えているのは、構成だけではない。仕事をスムーズに進めるためスケジュールやチーム編成などについても、その時々の状況を踏まえつつ最善策を模索する。この作業を疎かにすると、たいていプロジェクトはうまく運ばない。こう考えると、仕事というのは野球やサッカーの監督に近い仕事なのかもしれない。

一方で、私のこうした生活習慣(?)は、ある意味で「諸刃の剣」でもある。クライアントの意向、あるいは編集者の意向で、考えていた構想が崩されてしまうと、頭の中は途端に混乱を来たす。時にそれは怒りと化し、相手に不快な思いをさせてしまうこともある。それを仕事に対する真剣さの表れととってくれるうちはよいが、厄介者と思われてしまうことだってあるに違いない。そんな私に、懲りることなくついてきてくれる編集者やクリエイターの人たちが少なからずいる。本当にありがたいことだと感謝しなければならない。

※写真は私の仕事用ノート。人から聞いたことや思いついたアイデア等を書き留めている。

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