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DVDを使った授業

080118.jpg今日は、目黒区が主催する安全教育の研究大会に参加。会場の区立五本木小学校にて、不審者侵入訓練、研究授業、シンポジウムなどを拝見させていただいた。ちなみにここの校長である小林元子先生には、取材やヒアリングなどで度々お世話になっており、この学校を訪れるのは恐らく10回目くらいになっていることと思う。

研究大会のお目当ての第一は研究授業。そう、ここで出来たばかりの『映像で学ぶ子どもの安全シリーズ 犯罪・不審者から身を守ろう!』を使った授業が行われる予定なのである。制作者として、いかほどのものかとドキドキしながら授業を拝見したが、「成果」と「課題」の両方を痛感した45分であった。

まず「成果」だが、映像教材に対する子どもたちの「反応」がとにかく凄かった。使われたのは「Case10」で、女の子が一人で留守番中、不審者がガス会社を装って訪ねてくるというドラマなのだが、子どもたちは食い入るように映像を見つめ、女の子がドアを開けようとすると、教室からは「開けちゃダメ~!」の大合唱。この様子を見て、本DVDが教材として十分な価値を持っていることが確信できた。

一方の「課題」だが、映像内の女の子がドアを開けてしまうという不正解映像の「結末が怖い」という理由で、先生に最後まで再生してもらえなかったことが挙げられる。実際の結末は、男性がドアを開けて入ってくるところで終了するので、さほど怖くはないと思うのだが、授業では女の子がカギに手をかけたところで停止ボタンを押されてしまった。教室からは「なんで~!」「先見せて!」の大合唱。個人的には、最後まで再生してほしかったが、研究授業でもあり先生の立場を考えれば仕方がないのかなと思った。この辺りの課題は、次回作の制作に生かしたいと考えている。

いずれにせよ、教材としては十分に活用できることが分かり一安心といったところ。使用くださった先生も、その教育的効果は十分に認めてくださった。今後、一人でも多くの先生方に活用いただけることを祈っている。

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