火災探知機

060921.jpg先日、会社に出かけようとしていたら、玄関のチャイムが鳴った。インターフォンに出てみると「火災報知器の点検です。よろしければ、室内に入らせてください」とのこと。そんな話聞いていなかったのに…と思いつつ、玄関を開けると、作業服を着た年配の方が、点検用の器具を片手に立っていた。

「部屋の中、散らかってますけど、よろしいですか?」と私が聞くと、点検員の方は「ええ。ぜんぜん気になさらないでください」と言って、室内に入ってきた。ここ最近、掃除機をかけていないだけあって、部屋の中は塵ゴミだらけ。加えて、衣類も幾つか散乱している。ちょっと恥ずかしくなってくるくらいに汚い。

点検員の方が、帰り際に「ぜんぜん、キレイじゃないですか」と言ってくれた。社交辞令かと思ったのだが、その方の話によると、腰くらいの高さまでゴミが積もっていて、部屋に入るのもままならないことが最近では珍しくないのだとか。世の中全体がだらしなくなっているのか、あるいは歪んだ病理が進行しているのか。何となく暗澹たる気持ちになってしまった。

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