2008年08月
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カウンター・パンチ

0630.jpgワールドカップが熱い。日本代表は残念ながらグループリーグで敗退したが、その残念さを補って余るくらいの好ゲームを各国のスター選手たちが展開してくれている。個人的にはアルゼンチン、ドイツのサッカーが好みなのだが、奇しくもこの2チームが準々決勝で対戦することとなり、少々複雑な思いがしている。

逆に「カテナチオ」と呼ばれるイタリアのサッカーは、どうしても好きになれない。単的に言えば、守りに徹して中盤以降を厚くし、敵が攻め込んできたところでボールを奪って、カウンター攻撃を仕掛けるというものだ。速攻がゴールにつながったときは見事だが、同型の攻撃に消極的なチームが相手になると、ゲームは実に単調になる。

以前、チャンピオンズリーグの決勝で同じ「カウンター型」の2チームが戦ったことがあったが、実につまらない試合であった。まるで、カウンターパンチを得意とするボクサー同士の対戦。相手の様子を伺いながら、ジャブを打ち続けたまま、試合終了。それが戦術と言われれば、反論はできないのだが…。

話は変わるが、この話は仕事や人間関係にも当てはまるような気がする。企画会議などに出ると、必ずいるのがこの「カウンター攻撃」を十八番とする人。自分から流れを作ることなく、人のプレゼンや意見を伺いながら、絶妙のタイミングで反論を仕掛ける。見事「勝利」を収めることもあるのだが、ちょっとばかしズルイじゃないかと思ってしまう。もちろん、それが戦術だと言われれば、反論はできないのだが…。

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