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五輪の野球で、星野ジャパンが準決勝、3位決定戦で敗れ、メダル無しに終わった。以前、ブログでも書いたが、私自身は五輪の野球にあまり存在意義を感じていないし、ロンドンで無くなることも、ある意味では妥当だと考えている。しかし、ちょっと世論が監督や選手に辛辣すぎるので、書かせてもらう。
今朝のテレビで「日本の敗因は?」という世論調査の結果を紹介していたが、一番多かったのは「監督の采配」であった。なるほど、代表選考や投手起用において、一般の人たちから見れば「なぜ?」と感じる部分は少なからずあったかもしれない。
しかし、監督という当事者にしか分からない内々の事情というものがある。前回W杯の時、リーグ戦ではスタメン落ちもしていたガンバ大阪の宮本が日本代表に選出されたことがあった。理由はチームとしてのまとまりを生むためだが、こうした采配はチームの事情をよく知る人間にしか分からないであろう。
調子が悪い投手をあえて代表に選び、大事な場面で投げさせる。外部の第三者からは「なぜ?」と思える采配も、内部の当事者には相応の理由があるからそうするのであって、その辺りの事情を汲もうとせずにこき下ろすのはいかがなものであろうか。
そういえば以前、ある学校で保護者が先生方の授業を評価するという試みを取材させていただいたことがあった。授業を見た保護者は、ある先生の授業方法について、多くの点で疑問を抱いた。しかし、後に先生と保護者が話し合いの場をもち、児童の人間関係やその日の出来事などを説明した結果、疑問のほとんどは氷解した。
当事者には、当事者にしか分からない事情というものがある。星野監督は「私の責任」「私の采配ミス」とコメントしたが、これは選手をかばうための発言であり、自身が振るった指揮に後悔はしていないであろう。いい加減「犯人探し」をするような風潮は、改めた方がいいんじゃないだろうか。