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524人を乗せた日航機123便が御巣鷹山に墜落してから、今日でちょうど23年が経った。今朝のニュースでも遺族による「慰霊登山」の様子が流されていたが、事故から四半世紀が過ぎようとする今でも、事故の記憶は多くの人々に残っている。当時、私は中学1年生で、テレビアナウンサーが搭乗者の名前を読み上げたり、自衛隊が救出作業に奔走したりする様子を食い入るように見ていた。
520人もの犠牲者を出した事故だけあって、この事故はその後、ドキュメンタリーや小説にもなった。その一つが横山秀夫の『クライマーズ・ハイ』で、今夏には映画化もされ、現在全国で上映されている。地元新聞社に務める記者の奮闘を描いた小説だが、単独機としては人類史上最悪の事故という「高み」に立たされた記者たちが、本性をむき出しにしてぶつかり合う姿が実に印象深かった。
人の「命」とは、いったい何なのか。命に「重さ」や「大きさ」が存在するのだろうか。一つの事故の裏側で展開される人間ドラマを通じ、そんな根源的な疑問を問いかけてくる作品だと思う。どんな映画になっているのか、どこかで時間を作って見に行ってみたい。