買ったことがない!

060531.jpg私は生まれてこのかた、洗剤を買ったことがない。「エッ!洗剤無しで洗濯しているの!?」と誤解を生みそうなので弁解しておくが、洗濯機に洗剤は入れる。「買ったことが無い」のは、いつも「貰っている」からである。

誰から貰っているかと言えば、新聞屋からである。私がとっているのは某大手A新聞だが、いつも契約の更新のたびに、洗剤を持ってきてくれる。いかにも安物の、環境に悪そうな洗剤だが、廃棄して粉石けんを買うというのも勿体無いので、使わせていただいている。そんなこんなで15年以上、一人暮らしを始めて以来、一度も洗剤を買わずにすんでいる。

ふと、同じように「洗剤を買ったことがない人」が、30人に1人くらいはいるんじゃないかと思った。もし、そうだとすると、洗剤の売上の30分の1ほどは、新聞社の恩恵によるものということになる。世の中の仕組みとは、何とも不思議なものである。

comments

新聞屋さんが未だに契約更新のたびに持ってきてくれるのですか?
この地域は田舎なもので、地元H新聞の販売店がすべての全国紙を扱う独占企業なので何もくれません。
でも実家が新聞販売店だったので、「物をくれないと契約しない」「契約がスタートする頃に連絡なしに引っ越してしまう」という強欲な客に閉口していたので、物をほしがらない事にしています。

仙台に住んでいた頃も、東京に来てからも、洗剤は新聞屋の方が毎回持ってきてくださります。こちらから「ください」と言ったことは一度もないのですけどね。

それにしても「モノをくれないと契約しない」という人がいるのは、酷い話ですね。人間、甘やかしすぎると、それが当たり前だと勘違いする輩が出て、ほんとロクなことありません。