転校生

060601.jpg数ヶ月前、とある小学校へ取材へ行ったとき、学校の目の前に大きなマンションが建っているのを発見した。まだ、入居前の新築マンション。高さは10階建てくらいであろうか。いかにもファミリー向けのマンションといった佇まいで、入居者数は1000人をゆうに超えるものと予想される。

ふと、これだけの住民が一度に引っ越してくると、学校への転校生も相当な数に上るのではと思った。実際に聞いてみたところ、やはり新年度には数10名単位での転校生が来るとのことで、「来年度は、各学年1クラスずつ学級数を増やさねばならない」と仰っていた。幸いこの学校の場合は空き教室があるので対応できるとのこと。だが、学校によってはプレハブを設置するなどして、場を凌がねばならない所もあるに違いない。

今、小学校段階でも「学校選択制」が全国に普及しているが、この制度があれば、多少なりともこうした激増へのショックアブソバーとして機能するのかもしれない。私はあまり「選択制」が好きではないが、メリットの一つであることは確かであろう。

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数十名の転校生、羨ましいです。
北海道では僻地校がどんどん統合・廃校の憂き目にあっています。ファームインや山村留学に来てくれないかな?