フリーの宿命

SN310018_001.jpgライターの大浦さんが、三宅島の取材に行く途中、発熱を起こされたとの話を聞いた。三宅島までのフェリーは、片道約7時間。その間、ずっと波に揺られていたわけで、かなり辛かっただろうと思われる。それでも、やるべき仕事はきちんとこなして帰って来られ、原稿も期限前に提出くださった。これぞ「プロ」の仕事。本当に有り難い限りである。

フリーの仕事は、いろんな意味でシビアだが、中でも「替えが利かない」点が一番厳しいだろう。会社組織のように、誰かがフォローしてくれるということはなく、自らの身に何かあっても基本的には独力で解決しなければならない。もちろん、サラリーマンでも「替えが利かない」場合はあるが、組織がフォローしてくれる部分は意外と大きい。だから、取材をドタキャンしたり、約束を反古にしたりしても、フリーの人ほどダメージを受けることはない。

そういえば、私も以前、出張先の岡山で40度の高熱を出したことがあった。夜中の2時に病院へ担ぎ込まれ、朝の6時まで点滴を受けて、フラフラになりながら取材先の教育センターへと向かった。今ならば、そこまで無理はしなかったかもしれないが、当時は「フリー」として駆け出しだった頃で、きっと必死だったんだろうと思う。

幸いにして、私が仕事を発注するクリエイターの人たちは、皆「プロ」の方々ばかりだ。
否、「プロ」じゃない人は、すでに私の元を去っているのかもしれない。

comments

さすが「プロ」集団。
いつも明彦のこのような姿をみると自分もやらねばと感じています。

現在、サラリーマンもプロとならねば生き抜くことはできなくなってきつつあります。

フリー、サラリーマン問わず、本人の意思の問題でもあるんでしょうね。

nagao師匠、コメントありがとうございます!確かに「意思」の問題は大きいですよね。どんな環境においても「プロ」でいられる人が真に良い仕事ができるんだと思います。残念ながら、師匠の下にいた頃の私はぜんぜん「プロ」じゃなかったです。すみません!