SAW2

060712.jpg続いては「SAW2」。一昨年の話題作「SAW」の続編である。続編というだけあって、制作スタッフも作りこみ方もほぼ同じ。ただ、前回とは比べ物にならないくらいに、恐怖感を掻き立てられる内容であった。

とにかくオープニングから「やめてくれ~」と言いたくなるような「痛い」シーンの連続。前作も、発狂した男が自分の足をノコギリで切るシーンに背筋が凍ったが、今作はそんなシチュエーションが10分おきくらいに出てくる。腰の辺りから、頭のてっぺんに向かって悪寒が駆け上がるような、そんな感覚に何度も襲われた。

ただ、個人的な感想を言えば、ストーリーの完成度や意外性は、第1作目の方が優れていたようにも思う。1作目は、「何もない部屋に鎖つながれた男が二人。その間に自殺死体」というシチュエーションだけでも十分に斬新だったが、その斬新さを超えるインパクトを求めた結果、作品は「ホラー」に近いものとなってしまったようだ。

3作目は今秋に公開されるらしい。今度はどんな仕掛けが用意されているのやら。少々おっかなびっくりだが、今度は映画館で見てみようか、なんて思っている。

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