2007年05月29日

070529.jpg今日、松岡農水大臣の自殺について、朝日新聞の社説に次のような文章が掲載されていた。

「政治とカネの問題で、国民の不信は高まっている。それに正面から応えるのが政治家としての、そして首相としての王道である」

別に、社説の論調をどうこう言うつもりはない。気になったのは、実に細かいこと。この文脈での「王道」の使い方である。

私の知る限り「王道」は、「王様でも歩ける楽な道」という意味で使われる単語だったと記憶している。例を挙げれば「達人の道に王道なし」といった感じである。それが最近では「正々堂々とした道」あるいは「正規のルート」といった意味合いで、多くの人が使うようになった。だが、新聞はかなり正確な日本語を使っているので、この社説には少々驚かされてしまった。

確かに、誤用が一般化した例は珍しくはない。例えば、「的を得た」という言葉は、本来「的を射た」が正しいが、少なくとも話し言葉では前者を使っている人の方が圧倒的であろう。いずれ「愛想を振りまく」とか「二の舞を踏む」とかいった言葉も、普通に使われるようになるんだろうか…。

※追記 この記事には一部、私の勘違いがありました。詳しくは、下記「信長の野望さん」と私のコメントをお読みください。お詫びして訂正申し上げます。
(あえて消さずに恥をさらすか…笑)