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先週木曜日の夜、事務所から駅に向かって歩いていると、4人組の女性グループが道ばたで話し込んでいた。年齢は、皆20代後半くらいであろうか。何やら深刻な様子で、一人が涙を流し、その周囲を3人が取り囲むように話し込んでいる。ジロジロ眺めるのも気が引けたので、少々距離を置いて通り過ぎると、後ろからこんな励ましの声が聞こえてきた。
「オメェ、ホントはつえー子だろ!」
振り返ると、泣いていた女性は、肩をふるわせながら大きく頷いていた。
きっと辛いことがあったに違いない。失恋なんだろうか。それとも近しい人間との死別なんだろうか。はたまた仕事での取り返しのつかないミスや挫折なんだろうか。「強い子だろ」と励まされた彼女は、いったいどんな気持ちなんだろう・・・。そんなことを考えながら、終電への帰路を急いだ。
なんだかちょっと切ない気持ちになった。でも、そんな励ましを友人からもらえる彼女は、きっとそう遠くない日に立ち直れるに違いない。何より、悲しいことや辛いことを素直に友だちに話せること自体、その人の持っているかけがえのない資質なんだと思う。そして、そうした資質を持った人間こそが、真に「強い子」なんだろう。