2006年05月01日

060501.jpg東京の地下鉄は本当に便利である。路線によっては、乗り換えることなく郊外から都心へと来ることができる。いわゆる「乗り入れ」である。私が利用する南北線も「埼玉高速鉄道」が乗り入れていて、浦和美園から乗り換えずに都心へと向かうことができる。

でも、東京にはこの「乗り入れ」がない地下鉄が2本ある。丸の内線と銀座線である。実はこの2本の地下鉄、他の路線と構造的にもまったく異なっている。外観を見るとわかるのだが、この2本の地下鉄には、屋根に「パンタグラフ」(電線から電気を取る装置)が乗っていない。理由は、電気を上ではなく下(線路側)から取っているからである。

なぜそうなのかというと、一言で言えば、銀座線と丸の内線が古い型式の地下鉄だからである。昔の地下鉄は、地下を土を掘る量をなるべく少なくするため、電気は線路側から取るようにした。もし、パンタグラフが載っていれば、その分を余計に掘らなければならないからである。

その代償として「乗り入れ」ができなくなってしまった。井の頭線と銀座線なんて、相互に乗り入れていればとても便利に違いない。だが、これは構造的に不可能な話なのである。