CUEができるまで(1)~企画編~

R0010251.JPG澤田です。スタッフブログの開設から約3週間。最初にUPした記事で「自分がこなした仕事を通じて編集のスキルを公開していく」的なことを宣言したにもかかわらず、書いたのはゲゲゲやノッポさんのことばかり。いい加減このままではマズイのではあるまいか、と己を軽く呪った末に、今日からシリーズで一冊の雑誌が出来上がるまでの工程を、時系列に沿って紹介していきたいと思います。

《↑成長しているのか疑問に思う時もある》

編集業務について説明させていただく前に、まず『CUE』について軽く触れさせていただきます。以前から佐藤のブログをご覧になってくださっている方は既にご存知だと思われますが、『CUE』というのは、弊社が制作と編集を担当している季刊誌のことです(発行・第一法規)。取り扱う主な内容は、子どもの安全と危機管理についてで、先進的な取り組みを行っている学校を紹介したり、月ごとの安全対策情報を掲載したりと、中々ナイスな感じに仕上がっております。

で、まずは企画出しです。
『CUE』の場合、季刊誌のため、企画出しは発行予定日の3ヶ月前から行われます。『CUE』の主なトピックスは、著名人による巻頭インタビュー、各学校の安全に対する先進事例の紹介、子どもの安全を守る便利グッズの紹介、月ごとの安全対策情報の掲載、などなど。また毎号『いじめ』や『情報教育』など、号別に全体的なテーマが組まれ、それに沿う形で誌面の内容が決定されていきます。例えば、次号のテーマは『交通安全』ですから、{『交通安全』に関して『先進的な取り組みをしている学校』はないか?}といった感じで企画出しや調査が行われていくわけですね。

それでは企画出しのポイントとは何か?
我らが社長・佐藤曰く「軸がブレないことと、粘り強いリサーチが肝心」とのこと。軸がブレないというのは、調査した事例が『CUE』の特性と噛み合っているかどうか、ということです。例えば、『交通安全』であれば、『交通安全に関する先進的な取り組み』を行っていても、それが社会人の活動であったら意味がないわけです。また『子どもたちの交通に関する先進的な取り組み』であったとしても、それが交通“安全”を前面に押し出したものでなければ、これまたボツになってしまいます。う~ん、なんだか書いててややこしくなってきた…。

個人的な考えとしては、ネタを調査する際に優先順位を明確にしておくとテーマがブレなくて済むかな、という気がしています。先ほどの例で言えば、「子ども>安全>学校>先進的事例>交通」といった具合です。(まぁ、当たり前のことなのですが…)そして後は、ひたすら検索あるのみ、です。公的機関から個人ブログまで、とりあえず検索しまくります。ちなみに『交通安全』で検索をした結果、30数ページ目で、地方にある妙なトーテムポールの画像へ私は辿り着きました。ゲテモノ好きな私は意気揚々とネタを提出しましたが、佐藤の的確かつ迅速な判断により約3秒ほどで却下となりました。
佐藤さん、残念です!!!!でも正解だと思います!!!!

(2に続けばいいと思う)

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