| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
| 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
| 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
| 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
| 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
ライブドアの堀江貴文社長ら4取締役が、証券取引法容疑で逮捕された。株価の作為的な吊り上げにより、何十億円という利益の享受したというのが、容疑の大筋である。資本主義社会の抜け道を猛スピードで走り続けてきた彼らがその行為を違法だと認識していたかどうかは定かでないが、違法行為は違法行為。弁明の余地はなかろう。この点は、少女買春をして「年齢を知らなかった」では済まされないのと同様、きちんとした裁きを受けるべきであろう。
その点を断った上で、今回の一連のマスコミ報道と世間の反応には、多分に不健全なものが含まれているような気がする。多くの新聞・テレビが、堀江氏個人に焦点を当て、彼の生い立ちや企業から「IT長者」に至り、今回の失墜するまでの「夢散物語」を紹介している。そして、それを視聴する多くの人々も、彼の都落ちに妙な安堵感を覚えているように思う。その構図は、猪突猛進に何かをやり始めた人間が失敗すると「ほれ見たことか」と、傍観者側が鼻で笑うのと何となく似ているように思う。
昨晩、私は新宿にいたが、駅前では「堀江社長逮捕」の号外が威勢良く配られていた。その号外を手にしたサラリーマン風の男が、「よっしゃ!額縁に飾るぞ!」と大きな声で言い放った。周囲の仲間も、その言葉に喝采を送った。私の頭の中に、ふと「彼らは本当にライブドアがどんな罪を犯したのか理解してるんだろうか」という疑問が浮かんだ。
大切なのは、堀江氏個人を非難する前に、ライブドアが犯した罪の中身を理解することである。そして、なぜ時価総額1兆円近い企業がそんな違法行為をするに至ったのかを検証し、今一度我々が住む資本主義社会の構造を考え直すことではないかと思う。堀江氏個人の凋落を見て、独りよがりな安堵感を覚えている場合ではない。