印刷屋さんに行ってきました

澤田です。先週の金曜日、文京区にある「利根川印刷株式会社」様に“社外研修”に行って参りました。

といっても、研修というほど仰々しいものでもなく、どのような工程を経て本や広告ができあがるのかを見学に行かせていただいた、と言ったほうが正確かもしれません。この企画、そもそも堀野の発案によるものなのですが、実際に利根川印刷様をご紹介くださったのは、仕事でいつもお世話になっている「法規書籍」の皆様で、お忙しい中アポイントを取ってくださるなど、大変丁寧にご対応してくださいました。本当にありがとうございました!そして利根川印刷様、どこぞの輩とも知れぬ3人(佐藤、堀野、私)のために貴重なお時間を割いてご説明してくださり、誠にありがとうございました!


さて、ビジネス臭漂う文体になってきたところで、データ入稿から製本にいたるまでの過程を、簡単にご紹介したいと思います。

1:製版
製版とは、完成したデータをもとに刷版用のフィルムを作成することです。(刷版については、後で説明します)フィルムとデータでは、実際に紙に刷ったとき色に若干の誤差が生じるそうです。そのため、フィルムの色(正確にはドットの数)を、データ上の色に極力近づける作業が、この工程では行われています。

2:刷版
刷版は、できあがったフィルムを極薄いアルミの版に写し取り、印刷用の型を作ることです。なんだかイメージが浮かびにくいかもしれませんが、要は小学校の図工の時間に作った木彫りの版画と原理は同じです。写真(データ)から、原画となるデッサン(フィルム)を作成し、それを木の板(アルミ版)に張りつけて削り、インクをつけて刷る(印刷)、という昔ながらの工程が、究極的に合理化、デジタル化された感じです。(あくまで“原理的な”話です。実際はもっと複雑な工程があると思います)実際に、フィルムが転写されたアルミ版を触ってみたのですが、凹凸があるとはとても思えないほどツルツルしていて、そのツルツル具合の気持ちよさに感動してしまいました。そして、説明をしてくださった担当の方は、最近の金属の世界的な高騰によってこんなところにまで余波が及んでいるのだと、嘆いておられました。お察しいたします。

3:印刷
印刷は、ご存知の通り印刷です。アルミ版を輪転機にセットし、紙に刷っていきます。利根川印刷様には4色刷りと2色刷りの輪転機がありました。合わせて6色刷り、なんてこともできるそうです。それから驚いたのが、室内に漂っている白い粉の正体についてです。印刷物は、刷り上った直後はインクが乾いていないため、紙同士を重ねるとくっついてしまうそうなのですが、それを防ぐために輪転機の内部で紙一枚一枚の表面に「でんぷんの粉」が噴射されているそうです。「この粉の正体はでんぷんだったのかぁ」と私が驚嘆していると、担当の方が、でんぷんだから人体には問題ないのに、よくホコリと間違われるのだ、と嘆いておられました。お察しいたします。

4:製本
ここでようやく印刷物が、本になったり広告になったりします。個人的にビビったのが、紙を本や広告の大きさに合わせて切断する「裁断マシーン」です。タウンページ5冊分くらいの分厚さがある紙の束を、わずか2秒ほどでブッタ切ってしまわれます。その切れ味たるや、悪魔的です。もしあそこに指をはさんだら…と、悪しき妄想を膨らませてしまいましたが、「裁断はコンピュータ制御されているので、手を切ることはありません」と、担当の方に見事に釘を刺されました。ありがとうございます、お疲れ様です。


印刷の過程は、ざっとこんな感じになっておりました。うろ覚えで申し訳ありませんが、ともかく自分たちが作成した原稿データがこんな風に本になっていくのだということがわかって、面白かったです。


ちなみに、帰り際に「光にかざしても中身の透けない封筒」をいただきました。

ブログでは書けないようなことを書いて
大切にしまっておきたいと思います。

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