納豆と豆腐

納豆と豆腐.jpg私の知人に、よく人の名前を間違える人がいます。Aさんのことを「Bさん」と呼び、Bさんのことを「Aさん」と呼ぶ。そんな間違いを頻繁に起こすので、ある時「なんで?間違えるの?」とその人に聞いてみました。すると返ってきた答えは「だって、AさんのイメージはBってイメージなんですよ」とのこと。なるほど、名は体を表すと言いますが、確かに顔と苗字(あるいは名前)の間にギャップがある人は少なからずいるように思います。

一般名詞においても、名前を混同してしまいそうな物は少なからずあります。私が以前から疑問に思っているのが「納豆」と「豆腐」です。「えっ?お前、そんなものも区別がつかないの?」と聞かれそうですが、よーく考えてみてください。絶対のこの二つ、言葉の意味的に逆のはずだと思うのです。

納豆→豆を(すり潰して液体にし)納める
豆腐→豆を(発酵させて)腐らせる

お分かりいただけますでしょうか?私たちは物心がついた頃から「納豆」と「豆腐」を当たり前のように呼び慣れているので、呼び間違うことはありませんが、熟語の構成を突き詰めれば突き詰めるほど、この二つは名は体を表していないように思います。

きっと、歴史のどこかで入れ違いになったに違いない!との確信を深め、調べてみました。でも残念ながら、一部でそうしいた説が唱えられてはいるものの、現状では「俗説」の可能性が高いとのことです。日本語って、本当に難しいですね・・・。

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.con-text.co.jp/mt/mt-tb.cgi/15

comment submit

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)