| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | |||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
| 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
| 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
澤田です。
すっかり梅雨も明け、東京は連日恐ろしいほどの猛暑となっていますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
数ヶ月前、絵本や児童書を発行している某有名出版社とお仕事をご一緒させていただく機会に恵まれ、現在、小学生を対象とした児童学習書の制作に携わらせていただいております。内容は、今はなき『科学と学習』に近いものがあり、身の回りの社会の仕組みや科学の現象をわかりやすく、楽しく解説するというものです。
制作にあたっては、メーカーの商品開発部に取材に行ったり、研究者とお話をさせていただいたりと、非常に勉強になることが多く、作っていてとても楽しいです。がしかし、小学生向きとあって、文章表現や使用できる単語の制約がとにかく多い!これまではどちらかといえば、教育関係者を対象とした専門書ばかり書いてきたこともあってか、知らず知らずのうちに熟語を連発してしまい、「もっと文章を柔らかく!」と何度も注意される始末でした。
例えば、ある商品の制作工程を説明したこんな文章。
「牛乳に含まれている脂肪分は、そのままの状態では他の成分と分離する性質があるため、機械で細分化し、成分を均質化する必要がある」
これをこんな風に変えます。
「牛乳には、脂肪という成分が含まれている。脂肪は、そのままにしておくとほかの成分と分かれて、表面に浮いてきてしまう性質がある。そのため機械で脂肪を細かくくだいて、ほかの成分とよく混ぜ合わせてあげる必要がある」
つまり、センテンスをできるだけ短く区切ること、そして「分離」や「細分化」といった熟語は使用せず、「分かれる」「細かくする」など、明快でわかりすい表現に置き換えてあげることが必要なのです。
熟語は、限られた文字量で多くの情報を伝えなければならない場合、文章を圧縮するのに非常に有効な表現方法です。しかし今回、小学生を想定とした文章を作成していく中で、いかに自分が熟語に頼っていたか、つまり「わかったつもり」になっていたかということを思い知らされました。熟語を頻発すれば、いかにも硬質で高度な文章を演出することができますが、それは全くの誤解であり、むしろそのような文章は熟語という大樹によりかかった軟弱な文章なのだという気がします。文章の熟語を極力取りのぞいた後に表出するディティールの鮮やかさ、力強さというものに、ハッと気付かされる毎日です。
澤田です。
先週、佐藤からも告知させていただきましたが、今週から「スタッフブログ」の体制を刷新し、佐藤はアメーバーブログでより教育に特化した内容のブログを始めることになりました。スタッフブログは、私と、今月からアルバイトとして弊社に入ってくれた渋谷の2人で担当させていただきます。渋谷については、いずれ本人から詳しい自己紹介があると思いますので、どうぞご期待くださいませ。
さて久しぶりのブログとなってしまいましたが……、今日は電子書籍と本の今後の行く末について、自分なりに思うことを記したいと思います。
以前、本ブログでもamazonが販売している電子書籍「キンドル」を取り上げ、そのコストの安さや利便性について触れさせていただきましたが、その一方で、キンドル反対派が多数いることも確かです。その理由はさまざまですが、どうやら「本に比べて味わいがない」ということが、最も多い意見のようです。確かに、書店で本を購入する動機として、カバーデザインや本自体の質感、重量感というのは、無視できない魅力だと思います。
このことは、私たちがキンドルに求めるものと本に求めるものは、必ずしも一致しないということではないかと私は思いました。この話題に触れるとき、どうしてもキンドルの機能的な優位性ばかりに目が向き、書店や出版社、そして本自体が駆逐されるようなイメージを持ってしまいがちですが、そもそもキンドルの持つ「機能性」と本の持つ「文化的な味わい」の双方の魅力を、二項対立的に論じること自体が間違っているのではないかと感じたのです。
例えば、本が、装丁や紙質、大きさなどに全くこだわらない、中身の情報を伝達するだけのものだとしたら、その市場は確実にキンドルに奪われるでしょう。現在、いくつかの小学校や大学、企業が、研修用、学習用教材としてニンテンドーDSやiPhoneを用いているように、情報系、教材系の書籍に関しては、今後電子化が進んでいくものと思われます。しかし一方で、村上春樹のように熱狂的なファンがいる小説などの文芸作品においては、電子化は進みにくいのではないでしょうか。なぜなら、それらの作品は、本をコレクトすること自体にも価値があるからです。本好きの方であれば、本棚に自分の好きな本がずらりと並んでいるのを見て、思わずニヤリとしてしまう感覚もお分かりになるのではないでしょうか。
このことから、私は中長期的な観点から見た場合、今後出版社あるいはその編集者には、より本づくりにこだわりを持った、職人的、芸術的な感性が求められてくるのではないかと思います。思わず「所有したい!」と思わせるような装丁、重量感、質感など、徹底的に「本自体の美しさ」を追求することで、例えば定価が5,000円や1万円したとしても、その価値に気付き購入したいと思う人は必ず現れるでしょう(それを採算ベースに乗せられるかといった点が、大変難しい点ではあるのですが……)。ただその一方で、販売戦略的には、同じ内容の書籍でも、豪華版と廉価版、電子版を同時発売するといったように、読者が求めるものに応じてメディアの形態を選択できるようにしていく必要があると思います。豪華版を広告塔として見立て、廉価版、電子版の売り上げでコストを回収するといったやり方も考えられるでしょう。
今後、電子化の波が押し寄せる中で、編集者に求められるのは本を軽んじることではなく、「自分たちが文化を作っていくのだ」という矜持と本物志向にほかならないと私は思うのです。
澤田です。ご無沙汰しております。
来月上旬に、ポプラ社より『小・中一貫コミュニティ・スクールのつくりかた-三鷹市教育長の挑戦』(貝ノ瀬滋・著)が発売されます。内容は、東京都三鷹市が現在行っている教育市政の成り立ちと効果を解説したものになっており、一部編集作業などを弊社で担当しました。
教育施策についての内容はもちろん素晴らしいのですが、特に圧巻なのが「三鷹市の子どもたちがどのような教育を受けられるのか」をすごろく形式で描いている口絵のイラストマップです。こちらはイラストレーターの竹内さんが、時間をかけて丁寧に描いてくれました。また、本書全体の内容を構成する上では、「あすとらいあ・すぴりっつ」の奥村さんが主導的な役割を担ってくださいました。お二人と制作進行を共にする中で、私も色々と勉強させていただいた部分が大きかったです。また、表紙・本文デザインは、「Teachers-Online」の学校版クレーム対応ゲームでもお世話になっている湯浅氏にご協力いただきました。いつもながら素晴らしいセンスとプロ意識の高さには、言葉もありません。
約1年もの歳月をかけながら、色々な方々のお力をお借りして生み出すことができた本書に対しては、私も感慨深いものがあります。全国の大規模書店に置かれる予定ですので、本屋に行かれる機会がある方は、ぜひお手に取ってみていただけると嬉しいです。
澤田です。
今日は少し宣伝をさせていただきます。
ここでも何回かお話しさせていただいている「ライター・編集講座」を卒業する間際、クラスメイトの1人が「今後もここで培った知識や人のつながりを表現することで生かしていきたい」という思いから、「ライターズCafe」という名前のHP&blogを立ち上げてくれました。
ブログは、講座を卒業した新人ライターたちが、日々感じたことや仕事の話、役立つ情報などを徒然に投稿しています。全員がさまざまなバッググラウンドを持っているため、内容も多種多様で、他のblogとは一味違った面白さがありますよ。また、今後はHPでも毎月特集企画を立てて、時事ネタからコネタまで、タイムリーな情報をUPしていく予定です。
興味のある方は、街のCafeのおしゃべりを立ち聞きするように、気軽にお立ち寄りください!
澤田です。
今年のコンテクストの営業日も、残すところあと1日。1年が本当に早いなぁと感じるこの頃ですが、今年は「TeachersOnline」の立ち上げから、単行本の編集作業など、比較的大きなプロジェクトに深く関ることができ、技術面・精神面ともに幾許かの成長を実感できる年となりました。
また、私的な活動としては、半年間通っていた編集者・ライター講座で、たくさんの同じ志を持つ同世代の仲間と知り合うことができ、非常に良い刺激を受けました。ここで知り合った仲間とともに、今後は社会的な場で創造的な活動を展開していければと思います。
来年は、私にとってもコンテクストにとっても、今年以上に勝負の年になることは間違いないでしょう。現時点での目標は、自分が考える企画を商業ベースで実現させること。より主体的に仕事を進めることで、心地よい責任感も楽しめていければよいなと感じています。
それでは皆さま、よいお年をお迎えくださいませ!
澤田です。
今月の3日、Googleから新しく発表されたソフト「Google日本語入力」が話題となっています。
「Google日本語入力」の詳しい説明は こちら にお任せするとして、最大のウリである「変換候補の多さ・的確さ」について、少し実験をしてみましょう。
では手始めに、「かぶしきがいしゃ」と入力してみると……

なんと100件近い実在する株式会社名が出てきました。それにしても変換候補として表れる会社名は、どのような基準で決定されているのでしょうか? 検索数の多さとかですかね……?
個人名はどうでしょうか。私の名字である「さわだ」を入れてみると

個人名からマンション、歯科、海岸まで、世の中には実にさまざまな「さわだ」が存在していることがわかります。どれも人事とは思えません。いつか行ってみたいな、佐和田の浜。まったく関係ないけど。
ではもう少し普遍性が高く、かつディープなトピックが抽出されそうな言葉を調べてみましょう。

はい、「いもうと」です。人々の願望がよく反映された変換候補となっていますね。「妹ガンダム」というのが何か気になるところですが……。
世の人々が何を考え、どのような情報を欲しているか、その一端すら垣間見れる「Google日本語入力」。現在はβ版とのことで、今後さらにどのような機能が付加されていくのか、想像もつきませんね……。
澤田