編集者&ライターに必要なものとは

お久しぶりです。澤田です。

長期間ブログを更新していなかったため何だか文章がおぼつかない感じですが、新生スタッフブログを盛り上げるためにも、これからは無理のない範囲で定期的に更新していきたいと思います。

さて、私が担当させていただくコーナーですが、1つは「Teachers Online制作日記」、もう1つは今回のテーマでもある「出版・編集・ライティングの話」になります。実はこの春から編集とライティングの技術向上を図るため、某出版社が主催している講座に通わさせていただいております。ここではその講座の内容にも触れながら、編集者やライターにとって必要な発想、技術、姿勢とは何なのか、私なりの解釈をはさみこみながら綴っていきたいと思います。タイトルは固めですが、内容はそうでもないので気軽に読んでいただけるとありがたいです。
では早速、第1弾を↓


①「発想力の訓練」

狙い:編集者やライターには、数多ある本の中でも埋もれない「光る」企画を発想する能力が求められる。才能や感覚に委ねるのではなく、ロジックをともなった上で冴えた発想をするためのトレーニングを学ぶ。

出題例:「ち」が名前の頭につく「丸いもの」を30秒で思い浮かべよ
回答例:ちきゅう、ちくわ、ちょうちん、など

ここで印象に残ったのは、「ちきゅう」と発想してはダメだということ。大多数の人が発想することを、わざわざ取り上げる必要はない。かといって、「ちょうちょう」など、他者の共感をまったく得られないものもダメ。ねらい目は、他者が「あーなるほど」とか「考えてみれば確かに」といってくれるもの(ここでいうと「ちまめ」とか)。

私の感想:何か新しいものを意識的に作り出そうとすると、どうしても自分本位な発想に陥りやすくなる。奇をてらった発想は、「いまだ考えられたことがないから」存在しないのではなく、「存在する意味も必然性もないから」淘汰されてきたに過ぎないことを実感できた。常識を打ち破るのではなく、改めて考察することで新たな発想の光明が得られる気がした。

講師のナイス発言:「良い発想をするためには『自分』と『相手』と『世界』の距離を知ることだ」

ちなみにこの先生は、世紀の名作「ぷよぷよ」を作られた方でした。ぷよぷよ、面白いですよね。


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