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佐藤です。
皆さんは「六曜」という言葉をご存じでしょうか。日常生活であまり聞き慣れない言葉ですが、「大安」「仏滅」と言えば、「ああ、あれか」と思われる方も多いに違いありません。「六輝」「宿曜」などと呼ぶこともあるようです。
この「六曜」ですが、もともとは中国大陸から伝えられたものだそうですが、その由来は定かではないそうです。何より、現在の中国では全く使われていないのだとか・・・。考えてみれば、日本でも普段は全く気にとめないのに、冠婚葬祭の時だけ突如として浮かび上がってくる、実に不思議な存在です。
ところで「六曜」の一つ「友引」は、一般的に「友人を誘引する」、すなわち葬式をするのは好ましくないが、結婚式をするのは好ましいとされています。ところが、これを調べてみたところ、昔は「共引」といい、「勝負事をしても、引き分けに終わる日」という意味だったとのことです。
また、「仏滅」その昔、「物滅」とも書いたそうで、これもお釈迦様が没した日とは無関係のようです。
何より「六曜」が日本で本格的に使われ、流行したのは第二次世界大戦以降とのことですから、実はとっても現代的なものなのかもしれません。
それにしても、キリスト教式の結婚式を挙げる人までもが、「六曜」を気にするというのは、ちょっと不思議な話にも思えます。日本人は、確かな神様を信じるというより、存在するかしないか分からない、曖昧な何かを気にしながら生きているのかもしれません。
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