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佐藤です。
うちの会社は、教育分野をはじめ、企業コンプライアンス、メンタルヘルス、環境、福祉、労働など、実に多様な商品づくりに関わっています。そうした日々の中で、多くの専門用語と出会います。それら専門用語の多くは、その分野のスペシャリストにとっては至極当たり前である一方で、一般の人たちから見ると、聞き慣れない言葉です。
例えば、教育分野であれば、「ALT」「PISA」「中教審」「特別支援教育」等々、福祉分野であれば「ゴールドプラン」「ノーマライゼーション」「ケアマネ」などがあります。こうした言葉は、日常生活の中ではほとんど出てこないといってよいでしょう。
うちの会社は、「難解な専門分野の制度や仕組みなどを分かりやすく伝える」をメインコンセプトに仕事をしていますが、その点でも安易な「専門用語」や「業界用語」の頻発には、気を付けたいところです。こうした言葉を並べ立てると、一般の人は入り口から「難しい」「分からない」と思って、思考をシャットアウトさせてしまい、結果として何も伝わらなくなるからです。
女子高校生が難解な略語で会話し、大人たちが眉をひそめるというのはよくあるパターンですが、ビジネスマンが難解な専門用語やカタカナ語を連発するのは、構造的には何ら変わりありません。その背景にあるのは、自分たちだけの言葉を使うことの優越感、そして自己顕示欲だと私は思います。
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