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澤田です。
TeachersOnline制作日記④ということで、今回は学校版クレーム対応ゲームについてご紹介させていただきたいと思います。
以前にも簡単に紹介させていただいたのですが、このゲームはアドベンチャーゲームを通して、学校の先生方に保護者対応やその事例を学んでいただくことを目的としています。昨今、「モンスターペアレント」という言葉が跋扈しておりますが、あくまで保護者も教師と同じ「子どもの教育者の一員」であり、本当に子どもにとって価値ある教育活動を行うために、敵対関係ではなく友好関係を築く方法を考えていくことをゲームコンセプトとしています。
しかし、一口に保護者対応といっても千差万別であり、「すべてのケースがそんなにうまくいくわけがない」というのが、学校の先生方の本音でもあるのではないでしょうか。確かに、学校側のキャパシティや機能だけでは対処できない事例も増えてきており、時には法的措置や他の専門機関に訴えなければならない事例もでてくることと思います。ただ、監修の小野田正利先生もおっしゃっている通り、「モンスターペアレント」という言葉で、クレームを言う保護者を「排除の対象」としてひとくくりにしてしまい、その背景にある関係性や理由にまで思考が及ばなくなることは、やはり大きな問題をはらんでいると言えるのではないでしょうか。
現在、ゲームの第2弾を制作中なのですが、今回は「保護者が理不尽な要求を行うまでの過程とその理由」にスポットを当て、丁寧に描くことに力を注いでいます。このゲームをプレイすることで、保護者対応のノウハウ以上に、保護者の要求の裏側にある理由や感情にまで思いを巡らせる重要性を、先生方に少しでも感じていただけたら幸いです。
第2弾ゲームは、9月上旬アップの予定です。
がんばらねば…………。
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